親の離婚のとき成人の子供が姓を変える理由

心のはなし

子供が成人してから親が離婚したとき、子供の苗字はどうなるか知っていますか?
通常は、簡単にいうと母親の旧姓か今までと同じ父親の苗字を選んで名乗ることができます。
「子の氏の変更許可申し立て」というのをすることで苗字を変更できるのです。

選択肢があると、苗字を変えるべきか変えないべきか迷いませんか?
私は成人してから親が離婚し、自分の苗字をどうするべきか悩み、母親の旧姓に改姓することに決めました。手続きが面倒ですが、それでもその手続きをする覚悟があります。

この記事では、私が個人的に感じた「親の離婚時に子供が苗字を変えるメリット・デメリット」を紹介します。

どういう仕組みなの?

まずは、成人している子供の姓の扱いが法律的にどうなっているのかを知っておきましょう。

母親が名字を旧姓に戻す場合、子の名字はどうなるのか。

「まず、成人の子が名字を母親の姓にしたくないのであれば、父親の戸籍に入ったままにしておくか、『分籍』によって父親の戸籍から抜けて、自分自身の戸籍を作るという方法があります」

つまり、何もしなければ、名字はそのまま変わらないということだ。では、旧姓に戻した母親と同じ名字にしたい場合はどうすればいいのだろう。

「その場合は、家庭裁判所に『子の氏の変更許可』を申し立てる必要があります。家裁から変更許可を受けて、『入籍届(別の戸籍に入る届で婚姻とは関係ありません)』を役所に出せば、母の戸籍に入ることになり、母親の姓を名乗ることができます」

このように成人してから両親が離婚した場合、その子は、戸籍に関する手続きをすることで、父親と母親の名字のどちらも名乗ることができるということだ。もちろん、今までの名字を名乗ることもできる。どちらを選ぶかは、自分の意思しだいなのだ。

出典元:弁護士ドットコム・成人してから両親が離婚した・・・子の「名字」はどうなるの?

自分から手続きをしなければ、苗字は今まで通りであり、勝手に変わることはありません。
だから手続きが面倒で苗字変えなくていいや、という人も多いのだと思います。

苗字を変えるデメリット

苗字を変えるデメリットとして一番大きいのが「手続きの面倒くささ」ですよね。

そもそも苗字を変えるために(母親の戸籍に入るために)は家庭裁判所に出向いて、子の氏の変更許可を申し立てないといけません。

でも、これで終わりじゃない。

1.運転免許証
2.健康保険証
3.マイナンバーカード
4.銀行口座氏名・届出印変更
5.各種クレジットカード
6.各種保険
7.印鑑登録
8.パスポート
9.学生証

などなど、とにかく手続きがずらっとあります。
すでに取得した検定や資格がある場合は、元の姓と新たな姓を結び付けないといけません。
費用も時間もかかりますし、書類を集める精神的疲労は大きいものだと思います。

周りの人にも自分の苗字が変わることを伝えないといけなくなり、望まない干渉や同情を得るかもしれません。苗字を変えるデメリットは誰にでも思い浮かぶことだと思います。

うちの場合は、父親が被害妄想をする、というデメリットもありました。
家庭によりけりですが、苗字を変えることに対する親の気持ちも考慮すべき重要な要素でしょう。

苗字を変えるメリット

さて、手続きが面倒で、しかも家庭内での亀裂を生むのに、なぜ苗字を変えるのか。
やはり一番大きいのが「精神的に必要だから」なんでしょうね。

私の場合、離婚の原因となった非倫理的なことをした父と同じ姓を名乗っていたくないという思いがありました。

父親は子供達に苗字を変更して欲しくなかったので、私が苗字変更をしなければ彼の思い通りになるという思いがありました。支配されているような、コントロールされているような気持ちにもなりました。
彼の勝手な行動で振り回され、傷ついたのに、結局全て彼の思い通りとなるのがイヤでした。

また、父との共通点をなるべく減らしたいというのが一番大きな理由でした。
私は性格が父と似ており、離婚の騒動の中でそれをコンプレックスに思うようになりました。

顔にコンプレックスを持っていたら、リスクがあろうとも、整形をして自信で輝く笑顔をまとえます。
芸能人の有村藍里さんが整形を公表して、整形したら性格も前向きになったというニュースが話題になりましたよね。

私にとって父親に似ているということがコンプレックスだったので、ただの形式でも父親との共通点を減らしたいと思うようになりました。
そうすることで精神的に少し楽になれると思ったのです。他の人からしたらなんでもない変化かもしれないですが、自分にとって「苗字が一緒」という事実が大きく存在していました。

この点は整形と同じかもしれないですね。
他の人からしたらなんでもない欠点でも、自分には大きな欠点として見えてしまう。

父親と違う姓を名乗ることで、父親を客観的に見れるかも、という気持ちもありました。
同じ苗字を名乗った状態だと「親子」ということが強調されている気がしていました。
はたから見ても、家族とバレてしまう感じ。

父親と違う苗字を名乗れば、彼と気持ちの距離を置くことができます。
すると、身内というより1人の人間として客観的に父親の言動を受け止められると思いました。

苗字が同じだと、精神的な距離が近すぎて、父親に対して感じる憤りや失望が自分にそのまま帰ってくる感じがしていました。父親に対する感情のはずなのに、自分と父親を重ねてしまって、自分自身にその憤りや失望を感じることがありました。

苗字を変えたところでそれが変わるのか、と問われれば自信を持って答えられません。
でも、「父親との共通点を減らすために行動した」という自分の決断が自信に変わるかもしれないと思っています。気持ちのけじめ?区切り?のようなものとして、苗字を変えてみるのも手ではないかと。

おわりに

状況や感情は人によりけりなので、一概に「改姓のメリットはこれだ!」とは言えませんが「私はこんな気持ちで改姓する」という話を書きました。

成人している子供が親の離婚で苗字を変える理由の1つとして、何かの参考になれば幸いです。ちなみに、周りに言っている改姓の理由は「字面がいいから」です。ある意味これも理由の1つなので、ね。

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