転校のメリット・デメリット!転勤族の子供が語る体験

転校・留学・海外

私は小学校から大学までに9つの学校に通いました。5つの小学校に通い、2つの高校に通ったのです。

私は親の仕事の都合で2、3年ごとに引っ越しをする「転勤族」でした。
国をまたいでの引越し・転校を繰り返し、アフリカからヨーロッパまで、多岐に渡るバリエーションの引越しで4カ国に住みました。

通った学校も、ブリティッシュスクール、(学年に一人しかいない小さな)日本人学校、インターナショナルスクール、日本の公立学校という多様さ。英語で話すところにも行ったし、日本語に戻ったりもしました。

常に環境の変化を体験していた子供時代だったと思います。

転勤族だったからこその苦労や辛さは子供ながらにあったのだと思いますが、成人した今となっては自分が転勤族であったことを嬉しく思います。

この記事では、転勤族の子供である私が転校を繰り返す中で感じたメリット・デメリットを紹介していきます!

転勤族の子供としてのメリット

社交性が身につく

「知らない人と話す」ということに子供時代から慣れていました。数年に一回は知り合いが一人もいない環境に置かれるので、知らない人と仲良くなることが自然とできるようになります。

私は元々、積極的に話しかける方ではありません。転校した先で自分から話しかけたりすることも滅多にありませんでした。大体は、「転校生だよね?」と向こうから来るのを待って、向こうの質問に答える形で仲良くなっていったと思います。小学校のときだけでなく、高校で転校したときも相手から話しかけてくるのを待っていました。

こう聞くと、まるで社交性がないようですね。

でも、「周りは仲が良くて、自分だけ転校生」という環境ではなく「皆がお互いを知らない」という状況では、私も(転勤族の端くれとして)社交性を発揮していることに最近気がつきました。

誰かが話し始めないと気まずい雰囲気が続くあの状況で、会話をスタートさせることが多いのです。知らない人と話すことに抵抗があまりないからなのだと思います。

元々の性格を考えると、転校を繰り返す子供時代を過ごしていなければ自分から話しかけることはできなかったと思います。

また、転校をたくさんしたことによって「どんな人とでもある程度仲良くなれる」という社交性も身についたと思います。

当たり前ですが、学校や地域によっていろんな人がいますし、文化も違います。そんな中で、自分と違うタイプの人とでもうまくやっていける力がつきました。「自分と違う」ことに過剰反応せず、相手が自分が同意できない言動をしたとしてもうまくスルーできます。

学校でも、特定のフレンドグループの人とだけ仲良くなるのではなく、クラス全員とある程度仲がよかったです。東京の公立中学校に通っていたときは、ガチヤンキーともおとなしい人ともヤンチャな人とも真面目な人とも交流がありました。人の一部分だけを見て人間関係をリミットしないようになりました。

「みんなとある程度仲が良いから」という理由で、中学校のときに先輩方に部長に推薦され、部長を務めたこともありました。学級委員もやりました。

転校生活で、知らない人とも知っている人とも仲良くなれる社交性が身についた結果だと思います。

人脈・人生観が広がる

転校すると、たくさんの人と関わることになります。引っ越すたびに100人以上との関わりを持つのではないかと思います。

すると、様々な人生を送る人と出会えます。同じ文化でも考え方は多種多様で、文化が違えばもっといろんな人がいます。

自分の周りにいる人は、自分と同じような人生を送っていることが多いと思います。共感できる人が集まるのは自然なことだと思うので、意図せずに自分と同じ価値観の人とつるんでしまうのだと思います。

私は特に自分から学校以外のコミュニティにどんどん入っていくような人でもなかったので、転校が唯一の「人間関係の大きな変化」でした。

新しい土地で、新しい文化の人に触れると、価値観が柔軟になります。

強制的に自分が慣れていないモノの見方をする人に囲まれることになるからです
。自分にとって(自分の身近な人にとっても)当たり前なことでも、一歩違うところに行ったらそれは当たり前ではなくなるということを学びました。

新しい環境に行き続けることで、人への寛容さを養うことができたのではないかと思います。
いつも刺激があったから、考えが促進されていたという側面もあります。

転勤族の子供としてのデメリット

私個人としては、正直転勤族の子供としてのデメリットは感じませんでした。

でも、あげるとしたら、こんな感じだと思います。

友達との別れ

友達との別れは頻繁にやってきました。
うちは2、3年ごとに引っ越していたので、ちょうど仲良くなった頃に転校しなくてはいけませんでした。

でも、転校を頻繁にしていたからこそ、私は友達との別れを辛いと思ったことはありませんでした。

また新しい学校でも友達ができることは今までの経験からわかっていたからです。しかも、今までの友達と住む場所が離れるだけで、友達でなくなるわけではないのです。

連絡をとりたければ取ればいいし、タイミングが合えば会えばいい。
インターネットがある時代に生きているからこそ、あっさり友達と別れられたのかもしれません。

転校を、「友達の輪を広げること」という捉え方をしている部分があったのだと思います。
今までの友達はいなくならないし、新しい友達もできるのです。

でもふと、自然とこう感じるようになったわけではないのかな、と。
転校を繰り返すうちに染み付いた考えかもしれないし、親がそれとなくポジティブに捉えるように誘導してくれたのかも。

親が転校を悲しい・寂しいことだととらえないであげることが一番子供の気持ちを軽くするのかな、と思います。

慣れるまでがストレス

小学生の時はすぐに友達ができて、居心地が悪い期間があまりありませんでした。

でも高校で転校したときは、転校生側も相手も探っていた期間がありました。
会ってすぐ打ち解けるわけではないので、はじめの数ヶ月がストレスになっていました。

特に私は海外の高校に転校したので、言語能力の問題でコミュニケーションが取りづらかったという側面もありますが。日本国内でも地域によって話し方・伝え方が違うので、日本国内の転校でも同じかもしれませんね。

この最初の慣れない数ヶ月さえ乗り切ればそれなりに楽しい学校生活になるのですが、この期間をどう耐えるかが問題だと思います。

私は3人兄弟で年もみんな近いので、どこに行っても家に帰れば同じ仲間がいる、という感覚でした。
なんでも話せる友達はまだできていなくても、毎日に笑いが絶えることはないということが大切だと思います。

家族内で楽しいことがあれば「慣れないストレス」も軽くなるのだと思います。

学校による学習スピードの違い

転校先が同じ教科書を使って授業をしているかはわかりません。

同じ教科書を使っていたとしても、授業の進みは学校によって違います。
先生によっても差があるのに、学校が違えばもっとです。

「転校前の学校では単元3までしか習ってないのに、転校先では単元5を教えていた」ということが起こりうるのです。そうすると単元4を教わっていないことになります。

自分で勉強して補おうとしても、定着の度合いが違うものです。
「風邪で休んでいた授業の内容がなかなかわからない」という体験をしたことがある人は多いのではないかと思います。

私は特に、国の違いや教育制度の違いもあったので、バラバラの学習内容・学習スピードでした。

でも、それの影響を全く感じなかったのは「通信教育」のおかげです。

転校して、習っている単元が違ったとしても、通信教育の教材では自分のペースで進められます。通信教育の教材さえやっておけば、転校による学習範囲の差は気になりませんでした。

私は進研ゼミをやっていました。リンクを貼っておきますね。

こどもちゃれんじ進研ゼミ小学講座進研ゼミ中学講座進研ゼミ高校講座

おわりに:私が転校を苦に思わなかった理由

当初は気がつきませんでしたが、今になって振り返ってみると、転勤族の子供には家族の存在が大きいのですね。

私が転校を繰り返したことをポジティブに捉えているのも、家族のおかげかもしれません。どこに引っ越しても家で笑いは絶えなかったので、自分の核となる生活は変わらないという安心感があったのだと思います。

転勤族の方でお子さんへの影響を心配している方に1つだけアドバイスをできるとしたら、「家族を大切にすること」だと思います。どこに行ったって自分の居場所は「家族」で、「家族」がいれば笑いも絶えない、という感覚があったからこそ今の私は転勤族であったことを誇りに思っているのだと思います。

コメント

タイトルとURLをコピーしました