【メリット・デメリット】子供の視点から、海外でインターに通った感想

転校・留学

私は高校一年生の途中から卒業までの2年半ほど、ヨーロッパでインターナショナルスクールに通っていました。

インターに通っていて良かったと思ったところや、現地校に劣ると思う点などをお伝えしたいと思います。

海外で現地校に通うべきか、日本人学校か、インターか迷っている方の参考になればと思います。

背景

私はインターに通うまでに、6年程度海外に住んでいたことがありました。

しかし、まだ幼かったり、日本人学校に通っていたりしていました。

その上、日本に帰ってから5年間日本の公立学校に通った後にインターに転校しました。

なので、日本人としての感覚は取り戻した後の、インターへの転校でした。

英語も、「ちょっと英語が得意な高校生」くらいのレベルでした。

はじめは英語がうまく話せないし、聞き取れなくて苦労もしました。

また、私にとって現地校や日本人学校に通う選択肢はありませんでした。

日本人が少なかったので、日本人学校がなかったからです。

また、英語圏の国ではなかったので、現地校に通うとなると、一から言語を学ばなくてはいけなかったのです。小学生ならば、それはそれで楽しかっただろうと思います。

ですが、私はもう高校生で、大学受験のためにいい成績を納めないといけなかったですし、現地校で扱う学習レベルも高くなっていて追いつくのが難しかったので、現地校には通いませんでした。

インターに通うことを選んだわけではありませんが、インターで良かったと思う点は多くあります!

この記事で、インターに2年半通い、卒業した私が感じたことをシェアしていきます。

インターに通うメリット

インターは世界の縮図

世界の縮図を体験

私が通っていたインターナショナルスクールには、本当に様々な国の人がいました。

HPを確認すると、120カ国の生徒がいると書いてあるほどです。

そうすると、宗教の違いや、母国の文化や言語の違いを日頃から感じることができます。

宗教の違い

例えば、私は特にイスラム教徒の人と付き合う時に気遣わないといけないことを知ることができました。

キリスト教の人は日常生活に宗教的なことを取り入れることが少ないですが、イスラム教では食生活や服装などが違います。

夏には断食をする友達もいたので、遊びに誘うタイミングを気にしたり、会うときにする内容を合わせたりしていました。

ハラールについて聞いて理解を深めることや、ヒジャブ(ムスリムの女性が顔や体を覆う布)にまつわるあるあるなどについての会話も、よくしていました。

言語の違い

色んな言語の人がいる

インターに通うと、友達がみなバラバラの母国語があることになります。

すると、英語の様々なアクセントに慣れて、特定の母国語の人が起こしやすい間違いなどもわかってきます。

世界に出ると、英語が母国語の人と付き合うだけでは済みません。

第二外国語(第三、第四外国語かも)として英語を操っている人と付き合うことも多くなると思います。

そういう時に、アクセントが強い英語を聞き取れる能力は有利だと思います。

例えば、アクセントの特に強いフランス人は”Haneda”(羽田空港の羽田)を「アネダ」というし、”Room”を「ウーム」と言います。

ロシア人は独特のスタッカートの聞いた英語を話すし、インド人は知っての通り。

色んなアクセントに慣れることで、本当に世界中で使える英語を身につけることができたと思っています。

ネイティブの綺麗な発音でなくても聞き取る力がつくのです。

文化の違い

周りの友達のほとんどみんなの文化が違うという環境なので、日々刺激があります。

年の行事について比べたり、各国の食べ物を持ち寄ったりしていました。

学校が主催する”International Day”というイベントで各国の食べ物をBake Sale方式で売るという行事もありましたが、このような機会でなくても、普段から各自がお弁当に持ってくるものなどが話題に上っていました。

休み明けに、各国のクリスマスの過ごし方などについて聞くのも楽しかったですね。

また、国民によってフレンドリーさが違ったり、声の大きさが違ったり(!)、会話の始め方が違ったり、相槌が違ったり。

実際に体感して、各国の文化を比べることができるのは興味深かったです。

必然的に、日本の文化について紹介・説明する機会も多くなります。

すると、きちんと自国の文化を理解するきっかけになりますし、自国の文化により誇りを持てます。

日本人と現地の人という構図ではなく、国際社会の中のいち日本人として複数の文化を同時に体感できるのが強みだと思います。

国家間の関係性

様々な国籍の生徒が在籍していると、各国の関係性も見えてきます。

同じ言語を話すからと言って、彼らを同一視してはいけない、など。

例えば、ロシア人とウクライナ人はどちらもロシア語を話しますが、「ロシアン」とまとめることは配慮に欠けています。

また、植民地支配にあった国の子達がどんな感情を持っているかや、各国の確執なども知ることができます。

このような感覚を養うことで、無知で失礼な発言を控えることができるようになりますし、歴史について興味がわくきっかけにもなると思います。

転入生の受け入れに慣れている

引っ越しがとにかく多い

インターに通っている生徒たちは、現地の人でないことがほとんどです。

皆、どこかから引っ越してきている人で、生徒の入れ替えが激しいのがインターの特徴だと思います。

なので、転入生の受け入れにとても慣れている印象でした。

私が転入した時も、初めて会った人が次の授業の教室や教科書販売所まで連れて行ってくれたり、スクールメールの使い方を説明してくれたりしてくれました。

私が通っていたインターはクラス制度がなかったのですが、それでも、どの授業に出ても何かと助けてくれる人がいました。「何か困ったことが会ったら声かけてね」と言ってくれた子がどれだけ多かったことか。本当に暖かく受け入れてくれました。

私が学校に慣れてからも、新しい転入生がくれば、どのフレンドグループが一緒にご飯食べてあげるかを決めてからお昼休みに行っていました。

これはもちろん、先生に言われたからではなく、自主的な行動でした。

転校してしまう友達が多いのも事実ですが、新しく来る子も多い分、出会いが多い学校生活だったと思います。

転入するということに不安を感じている人にとっては、インターの人の対応はとてもありがたいと思います。

インターに通うデメリット

英語の上達が遅くなる

英語の勉強

先ほど、母国語が英語以外の人が多いからアクセントに慣れるというメリットを挙げましたが、これはデメリットにもなり得ます。

海外生活が長く、ネイティブ並みに英語をペラペラ話す人が多いのは事実です。

しかし、彼らは家では母国語を話していたりと、あくまでも第二外国語として英語を話しています。

すると、言い回しや使う単語などが簡単なものになりがちだと感じます。

友達同士で話すには支障がないほどの語彙数や表現方法ではありますが、日常生活に聞き慣れない表現が出ることは少なかったです。

ネイティブの人に囲まれると、もっとレベルの高い英語を普段から耳にすることができたのかもしれないとは思います。

ただ、これは自分が勉強をすればカバーできます。

私も実際、学術的な単語や気の利いた言い回しなどは自分で勉強することで身につけました。

現地の雰囲気がわからない

現地の生徒は現地校に通っているので、インターに現地の生徒は少ないです。

すると、せっかくその国にいるのに、その国の文化を捉えづらいと思います。

私も、現地人の友達はとても少ないです。

世界中の人と友達になれるけど、滞在している国の人と学校で友達になるのは難しいかもしれません。

現地のスポーツクラブに入ったり、ランゲージエクスチェンジやボランティアに挑戦したりすると、現地の雰囲気も味わうことができると思います。

おわりに

私は、2年半インターに通ってたくさんのことを得ることができたと思っています。

英語の上達よりも大切なものを学びました。

グローバル化が進んでいますし、世界を舞台に活躍したい人も多いと思います。

私もその一人です。

国際社会で活躍する時に、一度インターで世界の縮図を経験することは糧になると思います。

世界中に友達ができますし、日々刺激が絶えない学校生活を送ることができます。

私は2年半ずっと新しい発見がありましたし、成長し続けました。

一個人の感想ではありますが、私はインターに通わせてもらえて本当に良かったと思っているので、参考になれば幸いです!

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