「日本に帰ります」出たっきり邦人@ポーランド第20回

海外で子育て(by母)

このエッセイは3人の子供を連れてポーランドに住んでいた母が、2010年2月に書いたものです。

「出たっきり邦人・欧州編」というメルマガで配信していた内容を、一部編集して紹介しています。


〓ポーランド・ワルシャワ発〓 
ポーランド便り 第20回 「最終回」

長く厳しかった冬も去り、雪もとけはじめ、ようやく春がやってきたようです。しかし今年の冬は厳しかった。寒さが厳しいの自体は、室内が暖かいので大丈夫なのですが、雪が大変でした。

我が家のガレージは斜めになっており、それを上って外に出る感じ。朝、窓の外を見て白くなっていれば、雪かき開始。雪が多い日には車を外に出せるようになるまで30分はかかります。

道路わきにも雪が小山のように積みあがり、いつもは2車線だった道路も1車線になり、すれ違いも大変です。そんな冬の日には「これで最後の冬だから、大雪もこれで最後だから。」と言い聞かせながらブルーになりそうな気分を抑えて過ごしておりました。

今日は外気4度。日差しもあり、春うららな感じです。もう少し待つと、いちごが出てきて、すぐにブルーベリー、ちょっと遅れてラズベリーが出てきます。いい季節になりました。でも、残念ながら今年のいちごは日本で楽しむことになりそうです。

4月初旬に日本に帰国することになりました。皆さまには、つたない文章を読んでいただき、ときには感想をいただき、楽しかったです。出た邦ライターでいたことによって、そうでなければ掘りさげてみようと思わなかったであろうことも興味を持って調べてみたりして、自分自身の糧にもなりました。
勝手なことをつらつらと書いておりましたが、大人数の読者の方に読んでいただける機会を与えられて幸運でした。

しばらく日本に戻ります。今回は子供たちも赤ちゃんたちではなく、中2、小6、小4になる年齢で日本に帰るので、彼らの学齢期が終わるまでは少なくとも私は日本に留まるかもしれません。腰をすえて日本生活を楽しもうと思います。

子供たちにとって今まで日本は「休暇で行く素敵な国」だったので、日本に帰ることをとても楽しみにしております。が、いろいろな現実が彼らを待っていることを彼らはどれだけ分かっているのでしょうか。まずは、学校でお友達ができることが大事ですね。

以前家族で「世界の住みやすい都市ランキング」の話になり、結局は「日本の子供たちにとって一番住みやすいのは日本だ」ということになりました。

受験に追われ、塾に夜遅くまで通っている子供たちにとってはそういう話にはならないのかもしれませんが、「やりたいことをやれる」「やらせたいことをやらせられる」状況で一番なのは日本人にとっては日本です。たとえそれが、受験や塾ということであっても。

我が家は、アメリカ、フィリピン、ケニア、ポーランドと多くの人の生き方を経験し、多様な職業の人たちとも出会い、人生の楽しみ方は人それぞれだと思っております。勉強も大事ですが、文化的にも、身体的にも豊かな人間になれるよう願っております。

これから数年間、子供たちを立派な日本人を育てるためにも日本での仕上げ作業に入ります。日々悪戦苦闘中ですが、私からみて恥ずかしくない人間に育ってくれるために頑張ります。ええ、超主観的な子育てです。「誰から見ても恥ずかしくない人間」ではなく「私たち、親から見て恥ずかしくない人間」です。

最終回なのに、とりとめのない内容になり申し訳ありません。

皆さま、今までお読みいただきありがとうございました。
これからも、出たっきり邦人をよろしくお願いいたします。

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