出たっきり邦人@ポーランド第1回「チェシチ!」

海外で子育て(by母)

このエッセイは3人の子供を連れてポーランドに住んでいた母が、2007年8月に書いたものです。

「出たっきり邦人・欧州編」というメルマガで配信していた内容を、一部編集して紹介しています。


〓ポーランド・ワルシャワ発〓

ポーランド便り 第1回 「チェシチ!」

こんにちは。2007年4月中旬にケニアよりポーランド・ワルシャワに引っ越し、出たっきり邦人もアフリカ・中南米編よりヨーロッパ編に引越ししました。よろしくお願いいたします。

ポーランドは、先進国と発展途上国の中間の『中進国』というカテゴリーに入るらしいです。タイとかときっと同じですよね。物資は豊富だし、治安もいいし、久々に開放感にあふれる生活を満喫しております。

さて、まだポーランドについて偉そうにかけるほどの知識は持っておりませんが、小学生3人連れたワルシャワ生活の新米日本人として感じたことをお伝えできれば、と思っております。

思ってもいなかたスラブ語圏勤務。正直、苦労しております。思えば、今までのアメリカ、フィリピン、ケニア勤務は英語が通用していたので、特に言葉で苦労することはなかったのに・・・、スラブ系言語は初めて。まだアルファベットを使っているだけましですが、初めてポーランド語を見たときの印象は、「子音ばっかりで母音がないんですけど・・・、いったいどうやって発音するの?」ストリート名もとにかく長くて、子音だらけ。ナビをしていても、「次の○○ストリートを右にね。」なんて言いたくても、そんなにすらすらと読めず、おたおたしているうちに過ぎてしまうことはざら。

そして、1本の道がしょっちゅう名前を変える。右と左がストリート名が違うこともよくあるので、はじめのうちは道をよく間違えておりました。誰かが、これは共産圏ではよくあること、といっていたけれども、誰もが自分の名前をストリートにつけたがった結果だとか?

これじゃあ、これから数年どう暮らしていくんだ?と思ったので、通いました、ポーランド語集中講座3週間。週5日毎日3時間の講座。非常に実践的で、3日目には数を100まで数えられるようになり、タクシーにも乗れるようになり、ピザを電話で注文する練習もし、かなり内容の濃い3週間でした。まあ、それもそうですよね。これって、週に1時間のレッスンを受けるとして、ほぼ1年分のレッスン。

ただ、そんなにやってもやっと最後に過去形の基本にたどりつき、最後の時間に英語のBE動詞の過去形に当たるものを学習しました。英語では、WAS、WEREの2種類ですむところを、なんと13種類。これを知って、これ以上ポーランド語に時間を割くのを断念。いいです。私もっと他にやりたいことあるんです。

さて、ポーランド語をあきらめたものの、行動範囲を狭めるつもりはまったくない私たち。言葉もできないくせに、地元の簡易食堂に行きました。まったく基本単語しかわからないのに、メニューは壁に掲げてあるポーランド語のもののみ、しかも写真なし。それをレジで注文して、レシートをもらい、レシートを次の窓口で渡して、注文したものを受け取るセルフサービスのお店。

メイン料理の欄で『パスタ クリーム』という言葉がわかったので、ホカホカのクリームパスタを想像して注文。小窓からおばちゃんが渡してくれたものは、前からゆでてあったであろうペンネが冷たいまま皿にのり、ホイップもしていないパックから出しただけのつめたい生クリームを上からたっぷりかけ、その上におおさじ1杯の砂糖をどっさり。そして冷凍のイチゴを5つほどのっけて、おしまい。えええええーっ、なんでこれがメイン料理なの?百歩譲って、これはデザートセクションにあるものでは?

後日、ポーランド人に聞いたところ、やはりこういうものを食事として食べることがあるらしい。やっぱり、メイン料理のセクションで正しいらしい・・・。

大失敗。子供たちや旦那のつめたーい視線をうけ、店を出て、そこらへんでホットドッグを食べて、帰宅。でも、何事も経験よねっ。

これと似たような経験はまだまだ続いておりますが、誤解しないでくださいね。ポーランド料理、おいしいものたくさんありますよ。具沢山のスープ。まるで見た目は水餃子のようなピエロギ、カツレツ、種類が豊富なソーセージやハム。だからこそ、何かおいしい隠れメニューがあるような気がして、懲りずに新メニューに挑戦してしまいます。

子供たちもワルシャワ生活を楽しんでいるようです。ケニアでのお友達と離れてしまったのは、彼らだけでなく私だって寂しいですが、兄弟が多いことが幸いして、家での遊び相手に事欠くことはないようです。

地下鉄、バス、トラムでどこにでも行け、明るい夜に子供たちと散歩するのも楽しいし、2mx3mくらいの小さいうちの庭にハリネズミがでることもあるこのワルシャワ生活。これから何が起こるのやら。子供たちにとっても大切な人生の1ページ。いろんなことを学んでほしいです。

ポーランド便り、これからも、よろしくお願いします。それでは、また。

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