留学してよかったこと。もっと「幸せ」になった。

海外で感じたこと

私は高校1年生の途中で留学し、2年半滞在した後に向こうの高校を卒業しました。

それ以前にも海外経験はありましたが、この高校生の時の2年半が一番自分に良い影響を及ぼしたと思います。留学によって、もっとポジティブな人間になれ、人生観も変わりました。

この記事では、留学して自分がどのように変わったかを紹介していきます。

多様な価値観に寛容になった

多種多様な人の中で「普通」を気にしなくなる

高校の時は、インターナショナルスクールに通っていました。多様な国籍の生徒がいて、まるで世界の縮図のような学校でした。

本当に色々な人がいました。国籍や肌の色、宗教が違うだけではありません。

家庭の経済状況が国のお姫様レベルの人もいれば、教科書を買うことを戸惑う人もいました。

白人アメリカ人に養子にとられて育ったアジア人もいました。兄弟と半分だけ血が繋がっている家庭もたくさんありました。

父親が家にいて子供の面倒をみて、母親が仕事をするというスタイルの家庭も数多くいました。

バイセクシュアルの人も、ゲイの人もいました。生徒だけでなく、先生も自分がゲイであることを堂々と公表していました。

これほど多様な人たちの中にいると、「家族はこうあるべき」とか「女性はこうあるべき」「男性はこうあるべき」というような観念がなくなっていきます。

どんな環境で生活していようが、自分がそれを認めていれば、それでいいのです。

世間の「普通」に当てはまらないことが、大したことじゃないと感じられるようになりました。

言い方を変えれば、自分で「幸せ」を見つけられるようになったのかなと思います。

自分で「幸せ」を見つけるということ

多様な価値観に触れたから「幸せ」を見つけられるようになったと書きました。ですが、自分よりも不利な環境で生きている人がいるからとか、辛い思いをしている人がいるから自分は幸せだと感じるわけではありません。

ずっと日本で生活していると、知らず知らずのうちに「磯野家みたいな家庭で育った大企業で働く人」が王道の幸せな人生を送っているように思えてしまいます。もしくは「楽に大金を稼いで家族を養う人」?

それ以外の幸せがあると分かっていても、やはりそれなりの「幸せの基準」のようなものが出来てしまっているように思います。

例えば、もし友達に自分が同性愛者だとか、養子だとか、片親が違う兄弟がいるとかを打ち明けられたら。彼らが不幸だとは限らないと分かっていても、何を言っていいかわからない瞬間があるのではないでしょうか。

彼らが「王道の人生」から外れていることをネガティブな要素として捉えてしまっている部分がどこかにあるからだと思います。

これって、他の人への偏見という意味では、なくすことができると思います。「幸せの基準」が自分の中であっても、その人が幸せならばいいだろうと思えるからです。

でも、自分のこととなると少し違うと思います。「王道の人生」から外れている自分をどこか卑屈に捉えてしまいがちです。もしくは「王道の人生」をゆく自分だから幸せだと感じるとか。自分の人生・生活への満足度に「幸せの基準」を照らし合わせているような。

インターナショナルスクールで多様な人生のあり方を見ていたら、そんなこと感じなくなりました。どんな環境・ステータスで生活していても、自分で「幸せ」を見つけることができればそれでいい、と思えるのです。

「王道の人生」と自分を比べて、卑屈になることも優越感を感じることもない。幸せは自分の中から湧き出るものだな、と。

私の拙い文章でどこまで伝えられているかわかりませんが、留学して自分への肯定感や満足感が高まったと思います。

多様な価値観に触れることで他の人を受け入れる力がつくのかと思いきや、自分をも受け入れてあげる力がつきました。

自分の人生について考えるようになった

多様な生き方を知ると、自分にも色々な人生のオプションがあることに気がつきます。

「そんな風に仕事をして、そんなに給料がもらえて、そんな素敵なところに住めるんだ」と、自分が思っていた働き方と全く違う働き方をしている人に出会えました。

定時ぴったりに帰宅し、休暇もちゃんととって、家族との時間を過ごす人々が多くいました。そして自分もそうなりたいと思うようになり、目指す生活スタイルが定まりました。

ただ大学に入り、時が来たら就活をして、そこで残業続きの日々を過ごす。もし留学していなければ、そんな将来になっていたと思います。変化や刺激を受けないと自分に別の選択肢があることに気づけなかったと思うからです。

自由な働き方をしている人を見ることが、自分の人生について考えるきっかけとなりました。

「大学生のときに人生最後の長期休みをもらえて、社会人になったら仕事で忙しい」という当たり前だと思っていた概念を覆されました。

そのような生活を送ることは選択肢の1つでしかなくて、自分が一歩踏み出せば、もっと自由がきく生活スタイルを手に入れられるかもしれない。ではその一歩をどう踏み出そうか?と考えるようになりました。

自分にとっての「当たり前」にとらわれてのらりくらりと人生を終わらせてしまうのはもったいない。もっと色々なチャンスに目を向けて、自分で考えて行動したいと思えるようになりました。

日本にずっといてこれに気づく人もいるのだと思います。でも、私を含め多くの人は何かきっかけが必要なのではないかと思います。私にとって、留学が自分の人生の選択について考えるきっかけになりました。

自分の新たな価値に気づくことができた

日本にいると「日本人らしい」ことは普通で、個性には感じられません。自分が日本人らしいかどうかさえ意識することがありませんでした。

でも多国籍な人々の中で生活していく中で、自分に日本人としての価値を見出せるようになっていきました。

日本のことをよく知っていたり、日本の製品を手に入れることができたり、アニメファンにとっての憧れである日本語を話せたりすることだけが「日本人としての価値」ではありません。

日本人は国民性として、「気遣いができて、器用で、勤勉で、礼儀正しい」という面があります。これが自分の長所の1つとなりました。

元からあった長所に、日本人としての長所が上乗せされた感じ。伸ばしていきたい、大切にしたい自分のいいところに気がつけたと思います。

逆に、日本人特有の短所も浮き彫りになりました。発言を控えるところ、気にしすぎるところ、働きすぎるところ。今まで気づかなかった自分の短所に気づけたことも良かったと思います。

それらを自覚して改善していくことができて、ちょっとは成長したのではないかと思います。

おわりに

留学して良かったことを一言で言うと、「人生観が変わった」ことだと思います。

卑屈に思うことが少なくなったし、自分にもっと自信を持てるようになりました。

私には、変化や刺激のない環境で、自分を客観的に見つめて自分の人生について真剣に考えたりできるようになることが難しかったです。留学したことによって多様な状況で多様な生き方をしている人に出会うことができました。そこで受けた刺激が今よりもっと広い世界があることを教えてくれました。

留学して良かったことは語学力とか海外への適応力とか以前に、人生観が変わったことだと思います。より幸せを感じられるようになったし、理想の将来に向けて努力できるようになりました。

留学という経験をさせてもらえたことに感謝です。

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